interview インタビュー

カスタメディアを導入されたお客様のインタビューを紹介します。

和楽器の音楽配信プラットフォーム:千代之音(ちよのね)

個人の邦楽活動の一環として、伝統のある和楽器のための音楽配信プラットフォームを運営する「千代之音(ちよのね)」のファウンダー高附様に、弊社営業担当中谷と広報担当廿楽より、サービスの構築秘話や構築したサイトなどについてインタビューを実施いたしました。

運営者紹介
千代之音は、個人で邦楽活動を行う傍ら、和楽器という伝統のある音楽を後世に残していきたい、また音源が入りにくいといった業界の課題から、新しいサービスとして「千代之音(ちよのね)」を立ち上げ運営を行っています。

運営者 千代之音
事業内容 邦楽販売サイトの運営
サイトHP https://tiyonone.com/

 
 

目次

事業紹介
     ‐事業内容について
     ‐運営のキッカケについて
サービス導入の目的
     ‐サービスの内容について
     ‐サービスの特徴について
     ‐サービス導入のキッカケや目的
カスタメディアを選んだキッカケ
     ‐弊社との出会いやキッカケ
     ‐弊社を選んだ理由について
導入決定から構築まで
     ‐構築するまでの苦労
     ‐弊社からのサポート支援
導入の効果
     ‐本サービスの利用者様からの評判
     ‐本サービスの使いやすさや機能
     ‐本サービス導入の効果・メリット
     ‐弊社を選んでどうだったか
     ‐今後の展開について

 

①事業紹介

– 現在個人での邦楽普及活動を行っていると伺っております。具体的にどのような活動をおこなっておりますか?

高附様:千代之音を通じて、クリエイター登録して下さっている方々のご紹介や宣伝、利用者を増やすための活動を行い邦楽に通じてくれる方を増やす取り組みを行っています。

また、和楽器の楽曲・譜面をデジタルで配信することで、今まで欲しいと思っても手に入れられなかった人々が手に入りやすくする環境を整え、さらに曲を販売し続けることで半永久的に楽曲・譜面を次の世代に残す活動を行っております。
 
– 邦楽普及活動を行うキッカケは何でしたか?

高附様:大学時代和楽器サークルに所属しており、そこで練習のための音源が手に入りにくいと感じたことがきっかけです。
音源が古いカセットしかない、動画サイトのアマチュアの演奏動画しかない、欲しい1曲のためにCDを買うことにやや抵抗がある、といった状態でした。

このような「この曲を弾こう!」と思ったときに、すぐに手に入る環境がないという現状、また手に入りにくい実態が今後も続いた結果、曲が消えてしまうという可能性があると感じ、活動を行おうと決心しました。
 
– いざ和楽器を始めるとなると費用も高くて、中々ハードルが高いことが多いとの印象を受けますが、その点はいかがですか?

高附様:そうですね。小学生の時に習い事や、高校・大学の部活、あるいは趣味で始める方などが一般的で、すぐに和楽器に触れられる環境は身近にはないかもしれません。

ですがその中でも、一番始めやすいのが高校・大学での活動だと思っております。

また、最近文化庁が主導している「邦楽普及拡大推進事業」という大学生の邦楽活動を支援する事業が開始するなど、大学生の和楽器への門を広げる動きが生まれてきております。

今回構築した「千代之音」は、私たちが学生時代に音源の手に入りにくい状況への課題感から始めたサービスであり、学生を主なターゲットとしているこの事業は間違っていなかったなと改めて感じています。

 
 

②サービス導入のキッカケと目的

– サービスの内容について教えてください。

高附様:キッカケは楽曲を気軽に手に入れられるようにしたいという所から始まったので、邦楽の曲をCDのようにまとめて販売するのではなく、1曲ずつ販売しているサイトです。
そして、クリエイターは登録料もなく、曲が販売されたときのみ手数料をいただくというのがポイントです。

 
– サイトの特徴について教えてください。

高附様:先ほどと重複しますが、楽譜・楽曲を1曲ごとに購入できる点は一番の特徴と考えています。
例えばCDだと、“特に練習しない曲も入っている”ということがありました。
購入者は、練習したい曲だけが欲しい、という需要があったので、1曲ごとに購入できることで、その悩みを解消できるようにしました。

他には、クリエイター自身が、自由に好きなタイミングで販売できることが特徴です。
時間に縛られず、好きな時に販売できるので、クリエイターからも好評をいただいております。
 
– サービス導入の経緯やキッカケ、また目的はなんでしょうか?

高附様:自分たちが邦楽活動を行う中で、手に入れたい楽曲を入手できない実態に悩まされ、かつこのような事態を止めたいという思いからサービスの導入を決意しました。
 
 

③カスタメディアに選んだキッカケ

– 弊社との出会いやキッカケを教えてください。

高附様:色々と調べましたが、サイト構築会社が非常に多くどこに依頼したらいいかわからなかったので、サービスサイトに登録を行いました。その際、候補に出たのがカスタメディアさんでしたのでご連絡いたしました。


※自撮りフリマサイト「Selfeee(旧 自撮りん)」

– 何社かからお選びいただけたことだと思います。そんな中、弊社を選んだ理由について教えてください。
高附様:一度打ち合わせを行った際、今までの事例をみせていただきました。特に自撮りで撮影した動画をアップするサイトが印象に残っています。
過去の事例を拝見させていただき、カスタメディアさんでしたら望んでいるサイトを構築できると考え、依頼をさせていただきました。
 
 

④導入決定から構築までのサポート

※クラウドファンディング支援いただいた方々

– 千代之音はクラウドファンディングを経て構築いただいたサービスとお聞きしています。サービスを構築するまでには、どのような苦労がありましたか?

高附様:最初はクラウドファンディングで費用の集まりがあまり良くなく、どうなるかと不安になっていました。
最終的には大学の先輩や後輩、その他数多くの方々の応援もあり達成できたのですが、100万円を超える額を寄付していただいたという事実にプレッシャーで押しつぶされそうでした。

出典:日本の音楽を未来に残す「千代之音プロジェクト」| READYFOR
 
– 以前、“演奏家の方が他の演奏家を紹介する”状況まで持っていきたいとお話されていたと思います。このあたりはいかがでしょうか?
高附様:演奏家の皆様も、コロナの影響で演奏会などのイベントが延期になっており、中々実現には至っておりません。
早くコロナが収束してほしいところですが、現状でできることを見つけ新たな層にアプローチしていきたいと思います。
 
– カスタメディアからは、どのようなサポートや支援がありましたか?

高附様:学生だった私たちにサイトの方向性に関してアドバイスをしていただき、当初思い描いていたよりも良いサイトが出来上がりました。
まだサイト構築が決定していない段階から、クラウドファンディングの進捗をはじめとした色々なことに対して何度も連絡をくださり、応援やサポートを行っていただきました。
 
 

⑤サービス導入における効果

– 無事にリリースしてもうすぐで1年ですね。リリースから1年経ってサイトの変化等いかがですか?

高附様:この1年で、目標としてた古典曲を販売することができたのでその点はよかったなと思っています。
また、楽曲・楽譜は200曲近く登録されているので、徐々に活発化してきているように感じます。
ただ、クリエイター登録をしていただいている人が想定より少ないので、今後さらに増やしていきたいと考えています。
 
– 本サービス利用者からの評判はいかがですか?

高附様:登録してくださっているクリエイターに関する情報や、コラム記事などに多くの反応をいただいております。また、ご意見を募集するフォームにもご要望を記入してくださる方が多く、活動の1つの指針として活用させていただいています。

※「千代之音(ちよのね)」コラムページ

また、SNS経由でさまざまな希望やご意見をいただき、クリエイターの方と交渉を行い、楽曲を販売しています。このような時、利用者から感謝のお言葉をいただくこともあり、非常にありがたく思っています。

– 今までで、サービスについて今まで取材はございましたか?
高附様:邦楽専門雑誌の邦楽ジャーナル様に昨年の11月に取材をしていただきました。
こちらの情報は、SNSに投稿したところ、多くの反響がありました。
 
– 本サービスの使いやすさや機能はいかがでしょうか?

高附様:満足しております。直感的な操作で分かりやすく、問題なく登録や販売を行うことができています。
またデザインについても良いものを作っていただき、大変感謝しております。

 
– 本サービスにより、どのような効果・メリットがありましたか?

高附様:実際に曲を購入してくださった方もいらっしゃいました。
また「千代之音」の名前を通して情報発信を行うことで、多くの方に曲やクリエイターの情報をお伝えできていると感じています。
 
– 実際弊社を選んでみてどうでしたか?

高附様:サイト構成段階から親身になってお話を聞いてくださり大変感謝しています。サイトの完成図が見えていない状態から何回も話し合いを行い、満足のいくサイトを作っていただくことができました。
 
– 最後に今後の展開をどのように考えてますか?

高附様:曲の種類は当初に比べて増えてきていますが、まだまだ曲の種類は少ないです。より多くの先生に楽曲の販売を行っていただき、同じ曲でも聞き比べができるような環境を作っていきたいです。
また、曲だけにこだわらず能や日本舞踊などの伝統芸能の音源販売も目指したいと考えています。

そして、曲のプラットフォームとしてだけではなく、業界としてのプラットフォームとしても認知してもらいたいと考えています。
認知度としては少しずつ上がってきている状況なので、今後更に会員数を増やしていきたいと思っています。
競合も少ない状態なので、和楽器をしている人全員に知ってもらえるようなサイトにしていきたいと考えています。
 
 
■「千代之音(ちよのね)」の導入実績についてはこちら

和楽器の音楽配信プラットフォーム
https://www.kbb-id.co.jp/content/case/tiyonone/

 

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