コミュニティマーケティング

コミュニティマーケティングとは?方法や成功のポイントを解説します

本稿ではコミュニティサイトの構築を検討している方に向けて次の内容を解説しております

・コミュニティマーケティングの基礎

・コミュニティマーケティングの方法

・コミュニティマーケティングの注意点やポイント

FacebookやTwitterといったSNSの普及により、自分の興味関心に近い人同士で集まり、コミュニティを形成し、情報を得るということが日常的になっています。

また、ライフスタイルの多様化が認められる時代となり、SNSを通じて商品・サービスに興味を持たせる時代となってきました。

そのような昨今、コミュニティマーケティングという手法の重要性が高まってきました。

マーケッターのなかには、最近よく聞く言葉だと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、具体的にはどのような手法で、メリット・デメリット、成功のポイントなど、よくわからないという方もいらっしゃると思います。

この記事では、コミュニティマーケティングの基礎から徹底的に解説いたします。

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目次
-コミュニティマーケティングとは?基礎を知っておこう
-なぜ今コミュニティマーケティングが必要なのか?
–①少子化による国内人口の減少
–②情報が過多な時代でのコミュニケーション
-コミュニティマーケティングの方法
–①コミュニティサイトの運営
–②SNSハッシュタグの活用
–③ライブ動画の配信
-コミュニティマーケティングの効果・実現できることは何か?
–①リサーチ、ユーザーインサイトのスピードが早くなる。
–②ロイヤリティ・LTVの向上
–③紹介を期待できる。
-コミュニティマーケティングの注意
–①時間がかかる
–②専門性の育成・確保
-コミュニティマーケティングのポイント
–①ユーザー主体のコミュニティを支援する
–②成果を求めすぎる運営をしない
–③コミュニティの適切なプラットフォームを選ぶ
-まとめ

 

コミュニティマーケティングとは?基礎を知っておこう

コミュニティマーケティングとは、ユーザーとユーザー、企業とユーザー、企業と企業が交流できるコミュニティを作り、コミュニティ内で得た情報、データをマーケティング活動に活かす手法のことです。

具体的には、商品やサービス・企業の専用コミュニティサイト、Facebook・TwitterといったSNS、YouTubeなどの動画配信サイトを活用し、ユーザー間の交流を促すことで、リサーチ、ユーザーインサイトの獲得、ロイヤリティ(顧客満足度)向上などを目指します。

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オフラインでは、ユーザー参加型のイベント企画などもコミュニティマーケティングに含まれます。

コミュニティマーケティングの目的は、アップセル、クロスセルを狙った営業ではありません。コミュニティはあくまで手段です。

コミュニティを通じて、マーケティングに活かすことがコミュニティマーケティングの本来の目的です。

結果的に、ユーザーのロイヤリティ向上、LTV(顧客生涯価値)の向上などが見込めるのです。

 

なぜ今コミュニティマーケティングが必要なのか?

コミュニティの形成は、1990年代前半、パソコン通信の主要サービスの一つである掲示板からでしょう。その後2000年に入り、ADSLなどの高速インターネット通信が普及すると、SNSが台頭してきました。SNSが利用されはじめたことで、コミュニティをマーケティングから活用する動きがでてきました。
もう、15年以上も前からインターネット上ではコミュニティが形成されていたわけです。
では、なぜ今コミュニティマーケティングが重要なのでしょうか?

 

①少子化による国内人口の減少

 

総務省によると、我が国の総人口は少子高齢化により、2008年をピークに減少、生産年齢(15歳以上64歳未満)人口は、1995年をピークに下がっているとのことです。

今後も少子化に歯止めがかからず、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計(出征注意・死亡推移推計)によると、総人口は2015年の1億2,520万人から2030年は1億1,662万人(858万人減少)、生産年齢人口は7,592万人から4,418万人(819万人)、まで減少する予測です。

2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

(出典)2015年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を除く)、

2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

生産年齢人口が減少していくということは、モノを購買する層が減少し、モノがどんどん売れなくなっていくということです。

そんな中、国内で、企業が新たな価値を生み出し続けて成長するためには、新規顧客の獲得よりも、顧客1人当たりのLTVを上げていく必要があります。

コミュニティマーケティングでは、LTVを上げるための手法として注目されています。

 

②情報が過多な時代でのコミュニケーション

 

インターネット上には、Webサイト、広告、動画、SNSのつぶやきなど、様々な情報があふれています。

なかには、真偽不明な「フェイクニュース」、合法・違法なステルスマーケティングなどがまぎれていたりします。

そんな情報過多な時代に、企業が新商品・サービスの情報を伝えるのは、かなり大変です。

コミュニティマーケティングは、企業が消費者へ効果的にコミュニケーションができる手法として活用できます。特定の企業・商品・サービスに関心がある人という消費者のコミュニティを形成し、消費者と長期的に関係を深めていくことができます。

 

コミュニティマーケティングの方法

コミュニティマーケティングの方法としてよくある方法は4つあります。

 

①コミュニティサイトの運営

コミュニティサイトを構築し、ユーザー同士の交流を促す方法です。

たとえば、自社のユーザー同士を集めたファンコミュニティサイトを起ち上げる方法です。

ファン(ユーザー)コミュニティサイトとは?メリットデメリットや運用事例を5つご紹介

既存ユーザーのなかでも、特に自社商品やサービスに強い関心、愛着を持ったユーザーが集まりますので、ユーザー同士でさまざまな活用法や、熱意で商品やサービスの良い口コミが拡散する可能性もあります。

ただし、ファンが一定数いる商品・サービスでブランドが確立されていなければ、コミュニティの構築自体が難しいでしょう。

ファンコミュニティサイトの例として、成功例とも言えるのが、森永製菓の「エンゼルPLUS」があります。

ブランドが確立して、コミュニティの構築が難しい場合は、自社商品ではなく、関連テーマでファンコミュニティを作る方法があります。

たとえば、調味料メーカーであれば、自社製品を使ったレシピだけでなくレシピ全般のコミュニティサイトや、キャンプ用品のメーカーであれば、キャンプ場や自社製品以外の商品紹介、キャンプの楽しみ方をユーザー同士でやりとりするコミュニティサイトなどがあります。

他に自社製品のQ&Aをユーザー同士で解決する課題解決型サイトなど、コミュニティサイトにもさまざまな種類・用途があります。

 

②SNSハッシュタグの活用

Twitter、Instagram、Facebookなど、SNSのハッシュタグ活用もコミュニティ構築に活用できます。

Twitterには、検索のトレンドをみることができるTwitterアナリティクスといった公式機能があります。外部のツールを使用すれば、InstagramやTwitterでもハッシュタグによる投稿数の数や、関連ツイートなどを調査・分析できます。

それらの機能・ツールを活用し、ハッシュタグの効果を最大限に高めましょう。

また、企業名、商品名をハッシュタグに使ったり、専用のハッシュタグを使った投稿を呼びかけるといった方法もあります。

企業名、商品名、専用ハッシュタグを使うと、ファンによる共通の話題(使用方法や好きなところ)などからコミュニティを活発にします。

 

③ライブ動画の配信

動画をつかったプロモーションはいまや主流といっても過言でありませんが、ライブ動画を配信することで、コミュニティを構築することができます。

SNSには、YouTubeやインスタライブ、Twitterライブなどがあります。

ライブ動画は、リアルタイムでユーザーがコメントをすることができ、ユーザー同士が相互にやり取りをしたり、企業、商品・サービスの担当者とリアルタイムにやりとりすることできます。

 

コミュニティマーケティングの効果・実現できることは何か?

コミュニティマーケティでは、ロイヤルティ・LTVの向上というお話をしましたが、もう少し具体的にどのようなこと効果があり、実現できることを解説いたします。

 

①リサーチ、ユーザーインサイトのスピードが早くなる。

リサーチとはユーザー(消費者)の行動実態の把握と、行動に至るまでの思考の調査です。

ユーザーインサイトとは、ユーザーの行動の背景にある心理や潜在意識を理解することです。

コミュニティマーケティングをおこなうことで、リサーチ・ユーザーインサイトのスピードが早く、手軽にできるようになります。

コミュニティがない場合、リサーチ・ユーザーインサイトをおこなうには、社外の調査会社などに依頼をしておこなうことになるでしょう。リサーチでは、アンケート、個別インタビュー、グループインタビューなどをおこないます。費用も発生するだけでなく、依頼するまでに調査会社とやりとりをするため、時間もかかります。

しかし、コミュニティを構築していれば、自社の商品・サービスに関心が高いユーザーがすでに集まっています。コミュニティ内で運営者が質問を投げかければ、意見が活発に出てくることが期待できます。

費用も時間も、調査会社に依頼するよりかかりません。

 

②ロイヤリティ・LTVの向上

すでに触れていますが、コミュニティマーケティングはユーザーのロイヤリティ・LTVの向上が期待できます。

 

③紹介を期待できる。

ユーザーのロイヤリティ・LTVが向上することで、商品・サービスを友人へ紹介することを期待できます。

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コミュニティマーケティングの注意点

①時間がかかる

コミュニティマーケティングは即効性のあるマーケティング手法ではありません。

コミュニティの形成以前に、ユーザーが「もっと商品について誰かと語りたい」という熱量に達するまでに、そもそも時間がかかります。

マーケティング活動の初期段階では、ブランド認知や参加意欲の醸成に焦点を当て、徐々に参加者を集めつつ、コミュニティメンバーとの関係を深めていきましょう。

この方法は持続的な関係構築と徐々に信頼を積み重ねることが、成功への鍵となります。

 

②専門性の育成・確保

コミュニティマーケティングの担当者は商品知識があるだけでなく、ユーザーの声をしっかりと聞き、コミュニティを活性化させるための施策が打てる専門的なスキルが必要になってきます。

規模が大きければ大きいほど専任の担当者の存在が欠かせません。

社内に適任がいない場合はコミュニティ内にいるユーザーの中から選別するのも一つの方法です。

 

コミュニティマーケティングのポイント

①ユーザー主体のコミュニティを支援する

優れた商品やサービスであればあるほど、企業がコミュニティを作らずとも、ユーザーはファンクラブのようなコミュニティを自然に形成します。

最近ではYoutubeチャンネル内のコミュニティや、SNSのグループ機能で愛好者達が集まってるパターンも考えられるでしょう。

まずはそういったコミュニティの代表者とコンタクトを取り、ユーザーの興味や期待してる事をヒアリングしてみましょう。

ユーザー視点での要望を知ることが、自社でコミュニティマーケティングを運用するにあたっての最初の一歩になります。

 

②成果を求めすぎる運営をしない

コミュニティに集うユーザーは熱狂的なファンが多く、宣伝をすれば購入に繋がる可能性が高いです。

そこで、ついつい目先の利益を求めてコミュニティ内で広告を多くいれてしまうと、ユーザーの興奮が冷めてしまう可能性があります。

コミュニティが活性化するためには相互のコミュニケーションがとても大事ですが、その内容は売上に関係あるものばかりとは限りません。

むしろそういった話が出てくるほうが稀なので、焦らずユーザーが盛り上がれるように気を配る事が大切です。

 

③コミュニティの適切なプラットフォームを選ぶ

現代においては様々なSNSやコミュニケーションツールが存在しています。

例えば、若年層が多く活動するInstagramやTikTok、専門的な内容を扱うLinkedIn、趣味や興味に基づくコミュニティが集うRedditやフォーラムなど、各プラットフォームには独自の文化とコミュニケーションの形式があります。

これらはコストがかからず、無料で始めることができます。

ただし、ブランド化を行う上では弱く、セキュリティ面での脆弱性や、データ収集が限定的になってしまう事から、企業が構築するコミュニティサイトとしてはシステム会社に依頼して必要な機能が揃った独自のサイトを制作することをおすすめします。

 

まとめ

コミュニティマーケティングについて解説いたしました。

コミュニティマーケティングは、長期的に顧客との関係を深めていくマーケティング活動です。

短期的なリード獲得などを目的としてしまうと、施策としては失敗となってしまう可能性が高いです。

そのことについて理解したうえで、自社にはどんなコミュニティが良いかを考えて行っていきましょう。

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