リーンスタートアップやMVPとは?新規サービスを始めるにあたり最適な方法

新規でビジネスを始める方で、「リーンスタートアップ」という言葉を耳にする方も多くおられるのではないでしょうか。
また、その流れで「MVP」という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。

MVP(Minimum Viable Product)とは、必要最小限でつくられた製品を意味する言葉です。
この考え方は、リーンスタートアップに重要となり、更には新規事業を始めるにあたり重要な考え方です。

本記事は、下記の方必見の内容です。
・MVPやリーンスタートアップについて知りたい方
・新規サービスを始めるために、最適な手法を知りたい方

累計450社以上の新規システム開発を行った経験から、最適な新規サービスの始め方であるリーンスタートアップについてMVPとの関係性もふまえ解説いたします。
 
 

目次
‐ リーンスタートアップとMVP
 ‐ リーンスタートアップとは
 ‐ MVP(Minimum Viable Product)とは
‐ リーンスタートアップのメリット3つ
 ‐ 無駄を排除し、生産向上性を向上
 ‐ 顧客の反応を逃さずキャッチできる
 ‐ 新しいビジネスモデルを開発しやすい
‐  リーンスタートアップのデメリット2つ
 ‐ 開発コストの高いものには不向き
 ‐ 需要と供給の見極め
‐ リーンスタートアップのサイクル
 ‐ 仮説の構築
 ‐ 仮説の計測
 ‐ 検証で得たデータからの学習→再構築
 ‐ 意思決定
‐ 新規でサイト構築するならリーンスタートアップで!
‐ まとめ

 
 

リーンスタートアップとMVP


リーンスタートアップとMVPは、非常に関係性の深い言葉です。それぞれ、どのようなものなのか説明いたします。
 
 

リーンスタートアップとは

リーンスタートアップとは、革新的なビジネスモデルを用いつつ、無駄を徹底的に排除した上で事業の急成長を目指す起業論のことを言います。
これは、アメリカの起業家エリック・リース氏が提唱した「失敗によって学んだ経験を次に活かせるようなマネジメントこそが事業の成功率を向上させる」という、自らの失敗したをもとにしたものと言われています。

何が顧客にとって価値なのか見極められるまで、コストをかけずに、最低限の製品・サービス・機能をできるだけ短期間で作りあげることがまずは重要です。
そのうえで、市場の反応を確認し、顧客の反応を観察した結果を、試作品・サービスなどに追加します。そして、再び提供して反応を見るというサイクルを繰り返すことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まると言われています。

リーンスタートアップは、起業した数多くのベンチャーの、わずか0.3%しか生き残れないというシリコンバレーで大きな支持を得ています。リーン・スタートアップの手法は、マネジメント論として体系化した理論の1つであり、企業内で新しい事業を立ち上げる担当者にも応用できるでしょう。
 
 

MVP(Minimum Viable Product)とは

MVPとは、Minimum Viable Product=必要最低限の機能だけを搭載した製品を意味します。
リーンスタートアップにおいて、自身のアイデアや仮説が果たして本当に顧客にとってが必要な物なのかを検証することを目的としたものです。

つまり、プロダクト開発ではなく、仮説の検証です。必要最低限の機能・サービスを実装したもので、顧客の反応を見るプロセスです。

完全な製品を目指さず、実用最低限の製品をリリースし、“検証→ユーザーの反応→検証”を繰り返します。
そして、その都度仮説を立てて検証し、確実に顧客に受け入れられる製品に組み替えていき、変化のスピードが激しい市場に対応していく手法です。
 
 

リーンスタートアップのメリット3つ


では、リーンスタートアップにはどのようなメリットがあるのでしょうか。3つに分けてメリットを説明いたします。
 
 

無駄を排除し、生産向上性を向上

最初から完全な製品を作り上げようとすると、顧客のニーズに合わないと判断された場合、軌道修正が難しく時間を要します。

しかし、リーンスタートアップの場合、MVPのサイクルを繰り返すことで、軌道修正にかかる無駄な、時間・コスト・人件費をカットできます。
そのため、顧客が望むサービスをスムーズに提供することが可能です。
 
 

顧客の反応を逃さずキャッチできる

早期にリリースし、顧客のフィードバックを逃さず拾うことにより、改善する点や、伸ばすべき点を素早く見つけることができます。
これにより、製品の改良に素早く対応できるため、市場において先行利益を得て、競合他社より優位に立つことができるでしょう。
 
 

新しいビジネスモデルを開発しやすい

必要最低限の機能・サービスを実装したもので、顧客の反応を見るリーンスタートアップでは、新しいビジネスが顧客のニーズに合うものかどうか、判断することができます。
そのため、理想のビジネスをいきなり始めるのではなく、仮説に基づいて検証と評価、修正を繰り返す手法は、独自のアイデアを組み込んだビジネスを作り上げたい、新たなビジネスの開発をしたい方にぴったりです。
 
 

リーンスタートアップのデメリット2つ


リーンスタートアップにはデメリットもございます。2つのデメリットをご紹介します。
 
 

開発コストの高いものには不向き

MVPは素早く市場で試せるとはいえ、予算と時間を割いて市場に参入したものの、顧客に試作品が受け入れるとは限りません。
また、構築・計測・学習のサイクルを何度も繰り返すため、開発コストが高い製品やサービスには不向きです。
 
 

当初の目的を見失うことがある

先行きが見えないため、どうしても不確定な要素が多くなってしまいます。
サイクルを回していく中で、当初の目的とずれていくこともあり、ゴールを見失うこともあるでしょう。
課題に対して解決できるサービスを顧客に提供するという本質からずれないことが大切です。

また、素早く検証ができる分、開発メンバーの足並みを揃えることが非常に大切です。認識を統一することでスムーズに進めることができるでしょう。
 
 

リーンスタートアップのサイクル


ここまでリーンスタートアップのメリット・デメリットについてご紹介いたしました。

では、リーンスタートアップはどのようなサイクルで成り立っているのでしょうか。4つにポイントを分けてご紹介します。
 
 

仮説の構築

まずはアイディアを明確な仮説として、顧客のニーズにあった新しい製品・サービスを企画し、学びを最大限にしつつ、なるべく時間やコストをかけず開発します。
 
 

仮説の計測

MVPができたら、仮説に基づいて顧客の反応を検証します。
MVPを試してもらい、どれくらいの人が実際に使ってくれるか(買ってくれるか)、どこで離脱するかなど、指標を設定して数値として計測を行います。
ここでは、より小さくより多いフィードバックと検証を行うことにより、顧客のニーズに近いサービスを開発することが可能です。
 
 

検証で得たデータからの学習→再構築

「学習」のプロセスでは、計測の結果をもとに、MVPを改善していきます。

最初に立てた仮説に誤りがあるという判断になった場合、即座に製品やサービスの改良に取り組み、軌道修正を行います。
それ以上続けても成功しないと判断が下された場合は、無理に最初のアイデアに固執するのではなく大きく方向転換をすることが必要です。
どうしてもうまくいかない場合は、できるだけ早い段階で構築からやり直し、再び計測→学習のサイクルを実施しましょう.

意思決定

構築・検証しても、思うほどの成果は得られない可能性もあります。
仮説そのものが間違っていた場合には、素早く撤退することも必要でしょう。

また、無駄がないよう意思決定をすることも重要です。
 
 

新規でサイト構築するならリーンスタートアップで!


ここまでリーンスタートアップについて説明してまいりました。リーンスタートアップは、新規でサービスを始めるにあたり、非常に効率的な方法です。

弊社では、累計450社以上の会社様のマッチングサイト構築やオウンドメディア構築をお手伝いしてますが、その経験からも、まずはリーンスタートアップでのスタートがおすすめです。

初めは本当に必要な機能のみを搭載し、運営する中で仮説検証を繰り返す。そして実際に、ユーザーの反応などを伺うことで、本当に必要な機能などが可視化されます。
そこから製品を組み替え、更に仮説検証を行う。そうすることで、素晴らしい製品を作り上げることに繋がっていきます。

始めた当初から盛り込みすぎてしまうと、「後で必要なかった」と公開することもありますが、リーンスタートアップではそのようなことがありません。

無駄がなく効率的にスピード感を持って始められることからも、サイト構築を新たに検討している方はリーンスタートアップがおすすめです。
 
 

まとめ


今回は、リーンスタートアップとMVPについて説明いたしました。

リーンスタートアップは新しいサービスを始めるにあたって、非常に重要な考え方です。
初めから完璧を目指しすぎてしまいスピード感をもって始められなくなってしまうと、その中での市場の変化によってうまくいかないことも考えられます。
新しいサービスなら尚更競合が少ないうちにはじめ、徐々によりよいものにして行くことが重要です。

新規でサービスの開始を検討されている方は、ぜひリーンスタートアップを検討してみてください。
 
 

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