tech 社員コラム

シェアリングエコノミー ~今後の可能性~

2020年現在、急激に拡大している「シェアリングエコノミー(共有経済)」。
シェアリングエコノミーは、今後一層の経済発展と共に、人々の暮らしを豊かにする可能性を秘めています。

 

理由①:シェアリングエコノミーの認知度の高まり

出展:PwCコンサルティング国内シェアリングエコノミーに関する意識調査 2019

国内シェアリングエコノミーに関する意識調査において、2017年は30%程度しかなかった認知度が、2019年では47.5%まで急増しています。認知度増加の伸び率は緩やかになっているものの、実に半数近くの人に認知されており、人々の生活の中に、急速にサービスが浸透していることが明らかになりました。

理由②:シェアリングエコノミー市場規模の拡大

2桁増の市場拡大が予測されるシェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー市場規模推移予測

矢野経済研究所の調査では、2019年度におけるシェアリングエコノミー(共有経済)のサービス市場規模は、2桁増で拡大成長する見込みが示されました。

国内シェアリングエコノミーサービス市場規模(事業者売上高ベース)の、2017年度から2023年度の年平均成長率(CAGR)は14.1%で推移し、2023年度に1,691億4,000万円に達すると予測されています。

 

SNSとスマートフォンの普及によるシェアリングエコノミーの拡大効果

シェアリングエコノミーの市場拡大は、FacebookやTwitter等ソーシャルメディアによる部分が多く、「シェア」や「ツイート」により、”他人との距離が近づいていること”が一つの要因であると考えられます。また、価格コムやAmazon、Yahoo!オークション等のレビューに対しての信頼性の高まりも、その一因であると推測されます。

そして、現在、位置情報や決済システムが容易に利用できるスマートフォンが普及したことにより、人々はいつでもどこでも「欲しいモノ」を購入し、「どこかで余っているモノ」へ、リアルタイムでリーチすることが可能となりました。

(参照:一般社団法人シェアリングエコノミー協会

 

理由③:次世代の価値観と一致

高いシェアサービス受容度

ジャパンネット銀行の意識調査によると、ミレニアム世代(=2000年以降に成人または社会人になる世代)が、特に「シェア消費」という概念に親和性が高いことが明らかになりました。ミレニアム世代の若者の60%以上が「シェアリングエコノミーの利用に抵抗が無い」と回答しており、それは親世代の3倍に相当します。

「所有」から「合理性」への価値観変動

「多くを所有する者」が憧れの対象であった世代と異なり、ミレニアム世代には「経済的・合理的」なシェアサービス利用は「賢い選択」と受け止められています。また、シェアサービスによる「他ユーザーとのつながり」に期待するミレニアム世代が、実に半数以上にのぼるという事実も注目すべき点でしょう。

「持たない世代=ミレニアル世代」の消費傾向は、シェアサービスの特性とリンク

ジャパンネット銀行の意識調査では、「モノをあまり持ちたくない」51%、「合理性を重視する」66%というミレニアム世代の消費傾向が明らかになりました。この数字が指し示すように、”モノを所有せずに利用する”というスタンスがミレニアム世代の消費の特性であり、シェアリングエコノミーとマッチしていることがうかがえます。また、「体験・つながりを大事にしたい」という価値観を持つミレニアム世代により、今後一層シェアリングエコノミーは拡大していくと推測されます。

 

シェアリングエコノミーの企業事業例

近年、「空間」・「モノ」・「移動」・「スキル」・「カネ」の主要5分野で、様々なアイデアを競うシェアリングエコノミー企業が登場してきました。ここでは各分野の一部を事例として挙げてみます。
 

「空間」のシェア

利用されていない土地や家屋、空間の情報をインターネット上に公開し、利用者を仲介するサービス。
【例】
Airbnb エアビーアンドビー(民泊=住宅のシェア)
akippa あきっぱ(駐車場のシェア) 
ecbo エクボ(コインロッカー代わりとなる、荷物預かり空間のシェア) etc.
 

「モノ」のシェア

不用品のフリーマーケット、高級ブランドのレンタル、月額固定料金の衣装レンタル等のサービス。
【例】
mercari メルカリ (フリーマーケット)
airCloset エアークローゼット (月額制ファッションレンタル)
ecostapan エコスタパン (余剰パンの通販)
 

「移動」のシェア

相乗りマッチング、カーシェアリング、デリバリー等のサービス。
【例】
notteco のってこ(長距離ライドシェア=相乗りマッチング)
cogicogi こぎこぎ(レンタサイクル=自転車のシェア) etc.
 

「スキル」のシェア

個人/法人の技術や知識・経験等をシェア&マッチングするサービス。
【例】
coconala ココナラ(500円からのスキルマーケット)
Crowd Works クラウドワークス (クラウドソーシング)
ブッタスク (お坊さんマッチングサービス) etc.

 

「カネ」のシェア

主に不特定多数からの資金調達を可能にする「クラウドファウンディング」。「ソーシャルファンディング」とも言う。
【例】
Makuake マクアケ(クラウドファウンディング)
entry(クラウドファウンディング)
READYFOR レディーフォー(クラウドファウンディング) etc.

参考:森田会計事務所「シェアリングエコノミーの動向」

 
 

最後に

シェアリングエコノミーの市場拡大や、また特にミレニアム世代と親和性が高いことが明らかになりました。
シェアリングエコノミーは、人々の暮らしをより豊かにする可能性を秘めております。
今後さらなるシェアリングエコノミーの拡大を願い、弊社では、様々なお客様のご要望にお応えできるシェアリングエコノミーサービス構築のお手伝いをさせていただきます。